アメリカでのお小遣い制~なぜ日本でお小遣い制が浸透しているのか~

Japanese Allowance System

皆さんの家庭では、お金を貯めるためにお小遣い制にしていますか?

筆者

お小遣い制を導入して
節約する家庭は多いですよね!

お小遣い制を導入することによって、家計を予算内に抑えることが

節約に繋がることも多いかと思います。無駄遣いを防ぐこともできる

素敵な制度でありますが、お小遣い制は

結論、日本独特の文化だということをご存じでいらっしゃいますか?

筆者はアメリカ人と国際結婚をしているのですが、

お小遣い制を提案したら「何それ?」

聞いたこともないような顔をしていました。

筆者

外国人用の日本の文化を紹介する
項目にも「お小遣い制」があるみたいです。
日本独自の文化なんですね!

この記事を読めば以下のことがわかりますよ。

  • なぜアメリカではお小遣い制が一般的ではないのか
  • 日本でお小遣い制が浸透している理由
  • お小遣い制でお金は貯まるのか。
目次

アメリカでお小遣い制が一般的ではない理由

では、なぜ精神国アメリカでお小遣い制が一般的ではないのでしょうか。

様々な理由があげられますが、筆者が考える理由は3つあります。

共働きが普通だから

Working full time mother
アメリカでは共働きが家庭が約半数です。

アメリカでは共働きが主流で49.8%が夫婦ともに同等の収入源を持っているデータがあります。

共働きがメインであるので、どうして片方が家計管理を担うのかというのが

根本的な考え方です。結婚前は1人で家計管理をしていたのに

結婚したからという理由でどちらかが家計管理コントロールする、されるという間柄にはならないということです。

また、アメリカではすべての国民に平等の権利があり、お小遣い制はアメリカ人の根本的な権利である

「平等」の原則に反しているという部分もあるかと思います。

アメリカ合衆国でも共働き(希望)の夫婦は多い(2022年公開版)

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2e6fbadc3563716f10a39e4ff19679f377ed1855#:~:text=%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%9D%E5%8D%8A%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E3%81%AF,%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8C21.7%EF%BC%85%E3%80%82

自立の精神があるから

アメリカ人は良い意味で1人1人が自立しており、そのように学校教育もされています。

例えば高校を卒業する18歳からは自立した大人だから

家を出て一人暮らしや寮生活などをするといったことが挙げられます。

アメリカでは18歳からは大人とみなされ自立するように求められます。

その様な中で「お小遣い制」は自立の精神と真逆で「相手に管理や判断を完全にゆだねる」

といった面でアメリカの文化には沿っていないもの思われます。

1人がお金を管理するのはリスクでしかないから

お小遣い制導入にはお互いの信頼関係の構築が必須であるのは

間違いないのですが、借金大国のアメリカで1人がお金を管理するのは

リスクでしかありません。失敗すれば逆効果のあることをわざわざ自分から進んで

行おうとは思わないでしょう。

なぜ日本はお小遣い制が浸透しているのか

正直、アメリカではデメリットが多いお小遣い制ですが、当然良いメリットもたくさんあります。

メリットがあるからこそ日本ではお小遣い制が大変浸透しているのだと思います。

皆さんはなぜ日本でお小遣い制が浸透しているのか考えたことはありますでしょうか?

以下が筆者が考える理由となります。

我慢できる文化があるから

日本では我慢が美徳と考える文化がありますよね。

例えば「石の上にも三年」ということわざはどんなに辛くても辛抱していれば、

やがて、何らかの変化があって、物事が好転することを表現したものです。

お小遣い制というのはお小遣いをもらう側はある程度我慢をする必要があります。

筆者

我慢できる国民性であることが
お小遣い制が浸透している理由だと思います!

フルタイム共働きがアメリカより少数派

日本の総務省が発表した「平成29年 就業構造基本調査」によりますと

「夫婦とも正規雇用」の割合は32.1%。

夫婦どちらか「一方が正規雇用・一方が非正規雇用」は58.4%で半分を占めます。

アメリカでは約5割がフルタイムと考えると

日本のほうがフルタイムの共働きの割合が約18%低いことがわかります。

筆者

時間がある主婦/主夫が家計を見るという流れに
なるのも自然な流れなのかもしれませんね。

チームで頑張れる精神

日本でチームワークやチームプレイはとても重宝されますし、

学校でも集団で行動することが多いことから、日本ではチームで頑張る精神を築く文化だといえますよね

逆にアメリカでは個人主義、自立の精神がとても重要な国ですので、

家計管理=自分で行うものという意識が強いです。

お小遣い制はチームプレイが成り立つうえで効果を発揮する

家計管理方法ですので、そういう意味でも日本独特のものなのかなと思います。

お小遣い制を導入したらお金は貯まるのか

さて、ここまでなぜアメリカでお小遣い制は浸透していないのか、日米比較を

しました。ではここで本質である「お小遣い制を導入したらお金は貯まるのか」の結論を書きたいと思います。

支出と収入を把握しているか=家計簿

家計簿

支出と収入の管理=家計簿ができていないといくら

お小遣い制を導入したからと言ってお金は貯まりません家計簿は

しっかりとつけましょう。これは家計管理において基本中の基本となります。

お小遣い制を成功させる秘訣

お小遣い制を成功させるには

  • お小遣い制を導入する意味を家族会議で話し合いをする
  • 収入を増やす努力をして、少しでも多く貯蓄や資産運用に回すお金を作る。
  • 家計管理する側の無駄遣いはご法度

収入を増やして、支出をがっつりと減らすの資産形成の王道であります。

支出を減らす取り組みの中で効果的な方法としてお小遣い制があるのかなと思います。

お小遣い制を実施しない場合の戦略

お小遣い制を導入する予定がなく、どう節約すればいいの?という方は、

筆者のおすすめは3選を実施してみてください。

  • 断捨離や片づけの実施
  • 車を手放す
  • 自分にできる節約術を実施していく

まとめ

今回は日本で浸透しているお小遣い制に関して

アメリカではどうして存在しないのか徹底解説しました。

お小遣い制は個人主義のアメリカでは浸透していません。

チームプレイが成り立つうえで効果を発揮する家計管理方法であることから日本独特のものになります。

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この記事を書いた人

国際結婚でアメリカに移住した30代前半

女子Greenのブログ。アボガド大好き女子。

TOEIC 900点。

資産運用と外食が趣味な食いしん坊。資産運用は

Dave Ramseyさん、厚切りジェイソンさん、

ライフスタイルは近藤麻理恵さんを参考に独自の

メゾットで総資産4000万円を築く。

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